不動産売却時の不動産買取がおすすめのケースを知っていますか?
コラム | 不動産知識
2023/11/12
不動産売却時の不動産買取がおすすめのケースについてあまり知らない方が多いと思います。
不動産買取を進められたけど、実際にどんなメリットがあるのか不安に思っている方もいらっしゃるのではないでしょうか?
そんな方向けに不動産売却時の不動産買取がおすすめの人についてデメリットも併せてご紹介したいと思いますので読んでみて下さい。
不動産売却時の不動産買取がおすすめの人についてすでに知っているという方も改めて確認するつもりで読んでみる事をおすすめします。
この記事は、東京で不動産売買、建築に関わるお仕事を20年以上経験している不動産営業マンによって監修されていますので安心してお読みいただけます。
| この記事の監修者 | 井田朋彰 | ||
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大工として5年間建築に関わる。その後、不動産会社に入社。不動産業界歴18年以上。 建築の面を理解した営業はお客様から好評。 趣味は、旅行と映画鑑賞。 |
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不動産の買取とは?

不動産を売却する際、一般的には不動産会社を通じて買主を探す仲介が多いです。
しかし、物件の場所や状況によっては買取が適していることもあります。
買取の最も特徴的な点は、買主を探すために要する時間や手間がかからず、現金化までのスピードが速いことです。
不動産買取には即時買取と買取保証がある
買取には、2つの種類があり即時買取と買取保証があります。
状況に合った選択肢を選びましょう。
◼︎即時買取
この方法は、不動産会社にすぐに買取を依頼する方法です。
契約を結んだ後、通常1ヶ月程度で売却手続きが完了します。
不動産を迅速に売却したい場合に適しています。
◼︎買取保証
買取保証は、物件を市場に出して買主を探す仲介を一定期間行い、それが成功しない場合に不動産会社が買取を行う方法です。
市場価格より低くなる可能性があるため、高い価格で売却したいが、ある程度の期間内に売却手続きを完了させたい場合に適しています。
買取の相場はどのくらい?
一般的に買取の価格は、不動産の市場価格の約6割から8割程度とされています。
買取において、不動産会社が買い取った後に修繕や販促活動などの経費をかけて利益を出す必要があるためです。
不動産会社は利益を考慮して市場価格からさまざまな経費を差し引いた金額を提示します。
例えば、市場価格が2,000万円の不動産の場合、一般的に買取の価格は約1,200万円から1,600万円の範囲と考えておくことができます。
買取と仲介の違いは?

買取には以下の特徴があります。
・売却までの期間が短い(数日から1ヶ月程度)
・売却価格が市場価格の約6割から8割程度になることが一般的。
・売却費用として仲介手数料はかからない。
・内覧対応が不要。
・契約不適合責任がない。
仲介には以下の特徴があります。
・売却までの期間が長い(3ヶ月から6ヶ月程度もしくはそれ以上)
・売却価格は市場価格に近く、価格が安くなる可能性が低い。
・売却費用として仲介手数料がかかる。
・内覧対応が必要。
・契約不適合責任がある。
買取がおすすめの人
買取は、以下のような人に向いています。
・迅速に売却したい人
・隠れて売却したい人
・難しい物件を売却したい人
買取の最大のメリットは、わずか数日から平均1ヶ月ほどで売却できる迅速性です。
迅速に現金を手に入れたい買い手を待つ時間がないと考える方に最適です。
例えば、海外赴任などで売却のタイムリミットがある人や急いで空き家を売却したい人などは、一般に買取を選ぶことが多いようです。
また、仲介と異なり、広告やウェブプロモーションを行わないため、隠れてスムーズに売却したいと考える方にもお勧めです。
さらに、仲介では難しい物件でも、買取であれば売却が可能な場合が多いです。
仲介で売るのが難しい物件
仲介では売れない物件の例には、以下のようなものがあります。
・古い物件
物件が経年劣化しているほど、仲介で買い手を見つけにくくなります。
特に築30年以上の物件は、大規模な修繕が必要とされ、買い手を探すのが難しいでしょう。
地震の多い日本では、地震に強い建物を求める需要が高まっており、旧耐震基準の建物も仲介では売りにくいです。
・事故物件
同じマンションで事件が発生した事故物件は、仲介では買い手を見つけにくいです。
そのため、不動産会社に売却するのが適しています。
・人気のないエリア
物件の立地は大きな要因で、人気のあるエリアや駅近の物件は仲介でも迅速に売却できますが、そうでない場合、買い手が見つかりにくいでしょう。
そのため、不動産会社に売却することが最適です。
・その他、売りにくい理由のある物件
不動産内部に重大な損傷があるなど、仲介で売りにくい理由のある物件でも買取であれば対応できる可能性が高いです。
仲介がおすすめの人
仲介は、以下のような人に向いています。
・高額で売却したい人
・売却に時間的余裕がある人
・魅力的な物件を売却したい人
仲介の最大のメリットは、買取よりも高い価格が期待できることです。
そのため、高額で売却したい人に最適です。
また、買主が現れるタイミングを予測するのが難しいため、売却に急ぎがない人にも適しています。
さらに、以下の特徴を持つ魅力的な物件であれば、仲介を選ぶことで高くかつ迅速に売却することが可能です。
・新しい物件
比較的新しい物件は多くの人に注目されます。
・人気のエリア
多少古くても、人気の高いエリアや便益の良いエリアであれば、仲介での売却が容易でしょう。
・最新設備で内部が綺麗
最新の設備や内部が綺麗な物件は、多くの購買意欲を引き立てます。
不動産買取の流れ

不動産を買取する際の手順は以下の通りです。
◼︎必要書類の確認
書類の準備にかかる期間が短いため、最初に必要な書類を確認しましょう。
◼︎不動産相場の確認
査定前に自分の不動産の相場を調査し、査定価格が妥当か確認しておくことが重要です。
◼︎査定依頼
複数の不動産会社に査定依頼をしましょう。
オンラインでの簡易査定や訪問査定の両方を活用します。
◼︎不動産会社決定
査定を受けた後、買取を依頼する不動産会社を選びます。
価格、実績、信頼性などを考慮しましょう。
◼︎条件確認
売買条件を確認し、スケジュールや必要書類を調整します。
トラブルを防ぐためにも確認が大切です。
◼︎売買契約の締結
買主と売主が合意のもと、売買契約を締結します。
契約書へのサインと押印が含まれます。
◼︎決済・引き渡し
不動産会社が残金を決済し、物件を引き渡すことで買取が完了します。
決済は通常、金融機関を介して行われます。
◼︎確定申告
不動産の売却に伴う所得がある場合、確定申告を行います。
損失が出た場合にも軽減措置があるかもしれないので、税務署などで詳細を確認しましょう。
買取での不動産売却のメリット
◼︎売却までのスピードが早い
仲介では、不動産会社を介して買主を見つけるため、売却までの時間を事前に予測するのは難しいです。
人気エリアの新築物件など魅力的な物件は早く売れることもありますが、そうでない場合は買主が見つかるまで3ヶ月から半年かかることが一般的です。
これに対して、買取では数日から平均1ヶ月程度で手続きが完了し、迅速なスケジュールが組みやすいというメリットがあります。
特に早く売却したい!まとまった現金が急に必要といった要望がある場合、買取は適した売却方法と言えます。
◼︎仲介手数料がかからない
買取は仲介と異なり、仲介手数料がかからないメリットがあります。
不動産会社がリフォームを施し、その後に売却して利益を得るためです。
仲介の場合は、不動産会社に売却成功の報酬として、売却価格から仲介手数料が引かれます。
法律で上限が決められており、ほとんどの不動産会社は上限金額を請求します。
・売買代金200万円以下の部分: 売却価格×5%+消費税
・売買代金200万円を超える部分から400万円以下の部分: 売却価格×4%+2万円+消費税
・売買代金400万円を超える部分: 売却価格×3%+6万円+消費税
例えば、仲介によって2,000万円で不動産が売却される場合、仲介手数料の上限は約72.6万円(税込)となります。
これを踏まえると、仲介手数料は結構な額になることが分かります。
買取は仲介と比べて売却価格が6割から8割に押さえられる傾向もあることも覚えておきましょう。
複数回内覧する必要がない
買取では、複数回の内覧対応が不要です。
仲介において手間とされるのは、購入希望者が不動産を見学する内覧対応です。
売却者は住みながら家を公開し、掃除や準備に手間がかかります。
買取では、不動産会社が査定のために内覧するだけで済むため、仲介と比べて手間がかからないメリットがあります。
◼︎周りに知られずに売却できる
買取の場合、不動産を売却することを近隣の人などに知られずに済みます。
仲介では買主を探すために販促活動が必要で、チラシ配りやネット掲載などを行うことが一般的です。
これにより近隣の人や知り合いに知られる可能性が高まります。
買取では、販促活動が不要なため、周囲の人に知られずに済むメリットがあります。
「周囲に知られたくない」「噂を立てられたくない」という人にとっては安心な売却方法と言えます。
◼︎契約不適合責任が免除される
買取では、契約不適合責任が免除されます。
契約不適合責任は、不動産に契約上合意していない欠陥が見つかった場合に売主が責任を負うというもので、例えば配管の漏れやシロアリなどが含まれます。
契約書に記載がない場合、買主は補修や損害賠償を求めることができ、売主にとっては予測できない出費につながります。
しかし、買取の場合、不動産会社が買主であるため、契約不適合責任は免責とされ、売主はその責任から解放されることがほとんどです。
買取のデメリット
◼︎通常よりも売却価格が安くなる可能性が高い
通常、不動産会社は物件を買い取った後にリフォームを行い、それから再販するために様々な諸費用がかかります。
また、仲介手数料を得られないため、不動産会社は自らの利益も考慮して価格を設定する必要があります。
そのため、市場価格よりも安くなる傾向があり、一般的には市場価格の6割から8割程度になると考えられます。
まとめ

今回は、不動産売却時の不動産買取がおすすめの人などについて詳しく紹介しました。
不動産売却時の不動産買取がおすすめの人について知りたかった方は参考になる内容が多かったのではないでしょうか。
紹介した内容を参考にして不動産売却時の不動産買取がおすすめの人に関する知識を深めて下さい。
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